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中国人観光客激減で韓国・済州島が危機 免税店も経営難に

人民網日本語版 2017年08月03日10:29

米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に対抗するため、中国が韓国旅行商品販売禁止措置を取っているため、韓国の済州(チェジュ)島を訪れる中国人観光客が激減している。 参考消息網が韓国紙「聯合ニュース」の報道を引用して報じた。

済州島が今月1日に公表した統計によると、今年1-7の7ヶ月間、済州を訪れた中国人観光客は58万9138人と、前年同期の177万2955人と比べて66.8%減少した。

具体的には、済州への直行便、済州を経由する航空便は計63.5%減、クルーズ船は72.8%減だった。今年3月中旬以降、中国から済州に寄港したクルーズ船は1隻もない。済州港と西帰浦(ソグィポ)軍民複合型観光美港に寄港する予定だったクルーズ船378便もキャンセルとなった。以前、済州国際空港からは、中国の28都市に350便が向かっていたものの、現在は248便が中止となっている。

済州島は、THAAD配備により、韓国を訪問する中国人観光客は激減すると予測し、PRに力を入れる国を東南アジアや日本の市場に移行した。しかし、1-7月、東南アジアからの観光客数は前年同期比でわずか11.1%増の28万510人、日本人観光客に至っては4.5%減の2万7323人だった。

済州島を訪問する観光客が激減しているため、外国人向けの免税店やお土産売り場は経営難に直面している。中国人観光客の激減は、夏休みの観光オンシーズンの業績にも影響を与えている。7月に済州島を訪問した観光客は計128万2748人と、前年同期比16.8%減だった。6月の観光客数も、前年同期比11.7%の127万4019人だったため、2ヶ月連続で減少となった。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年8月3日

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