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上海で紙媒体書籍の読書習慣が回復、30分読書が主流に

人民網日本語版 2017年08月04日15:05

上海市新聞出版局で3日に開かれた記者会見によると、上海市の伝統的な紙媒体書籍の読書習慣に回復の兆しが見られた。その読書効果が、多くの上海人から認められつつある。中国新聞網が伝えた。

記者会見で発表された「上海市民読書状況調査分析報告書(2017)」によると、上海市民の過去1年間の平均読書量は6.64冊。うち7−18歳が平均9.52冊で、昨年より1.15冊増加した。上海市民の1人当たり紙媒体書籍読書量は、全国トップ水準を維持している。

注目すべきは、「電子書籍を最優先」の比率が3年連続の上昇後、初めて大幅に低下したことだ。「紙媒体を最優先」が今年は46.62%に達し、電子書籍を25.19ポイント上回った。この差は2年連続で縮小していたが、今年初めて大きく開いた。紙媒体の読書効果への承認も広まっている。「紙媒体の読書効果が最良」は電子書籍を45.1ポイント上回り、2014年の調査開始以降で最大の開きとなった。

紙媒体の読書時間は2年連続の減少後、初めて増加した。「紙媒体より電子書籍の読書時間が長い」は7.16ポイント低下し、この1年間の紙媒体の「復活」を反映した。上海人の1日当たりの紙媒体読書時間は、30分が主流になっている。

上海で紙媒体の読書が回復していることには、さまざまな理由がある。一つは、その読書効果を認めていること。もう一つは、紙媒体と深い読書の需要が、正相関関係を持つこと。調査によると、上海人が紙媒体を選ぶ主な原因のうち、「深く読みたい」が18.84%で、この割合は4年間で徐々に上昇している。「内容を繰り返し読みたい」、「資料の権威性、学術性を重視」、「コレクションと保存のため」、「内容を調べやすい」も重要な理由になっている。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年8月4日

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