外交部(外務省)の耿爽報道官は3日「中国ASEAN関係は従来の事業を継承して将来の道を切り開き、質を高め、高度化する重要な節目にあり、さらに大きな発展の新たな契機を迎えている」と表明した。
【記者】王毅外交部長(外相)が近く東アジア協力関連外相会議とASEAN創設50周年行事に出席するが、中国側は現在の中国ASEAN関係をどう評価するか。将来の中国ASEAN関係に何を期待するか。
【耿報道官】中国側はASEANとの友好協力を非常に重視し、ASEANを周辺外交の優先的方向性及び「一帯一路」(the Belt and Road)協力推進の重点的地域と見ている。中国とASEANは1991年に対話関係を構築して以来、互いの努力で政治的相互信頼を強化し続け、実務協力で大きな成果を挙げており、すでに双方関係はASEANの対話パートナーシップにおいて最も活力ある、最も内容豊かな関係となっている。
「南中国海における関係国の行動宣言」の枠組での中国とASEANの海上協力は新たな進展を遂げ続けているうえ、各国は少し前に「南中国海における行動規範」の枠組で合意した。これは、われわれが南中国海の平和・安定維持を共に願っていることを十分に示し、中国ASEAN協力のために良好な雰囲気を醸成した。
今年はASEAN創設50周年及び中国ASEAN観光協力年、来年は中国ASEAN戦略的パートナーシップ構築15周年だ。双方関係は従来の事業を継承して将来の道を開き、質を高め、高度化する重要な節目にあり、さらに大きな発展の新たな契機を迎えている。
中国はASEAN諸国と現在に立脚し、未来に着眼して、「一帯一路」イニシアティブとASEAN発展計画の連携を強化し、実務協力を深め、より高水準の中国ASEAN戦略的パートナーシップを築き、より緊密な中国ASEAN運命共同体を構築することを望んでいる。
同時に、中国はASEAN諸国と共同で得難い南中国海地域の安定局面を維持し、「南中国海における行動規範」協議を着実に推進し、引き続き海上協力を推進し、東アジア地域協力を先導し、地域統合と経済グローバル化にプラスのエネルギーを注ぐことを望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年8月4日
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