北京港澳学人研究センターが20日に発表した「大陸部大学香港・澳門(マカオ)地区学生就職研究」から、大陸部で学ぶ香港・マカオ地区出身学生のうち8割は、「卒業後、大陸部で仕事がしたい」と希望している状況が明らかになった。新華社が伝えた。
同センターの林朝暉・理事は、「2016年から2017年までの2年間におよぶ調査研究の結果、大陸部の大学で学ぶ香港・マカオ地区出身学生のうち81%は、「卒業後も大陸部で仕事がしたい」と答え、このうち53%は「香港第一世代」あるいは「マカオ第一世代」(大陸部で長く生活している直系親族がいない人)だった。大陸部の大学を卒業する香港地区出身の学生は、年間数千人にのぼる。
同センターの研究結果によると、調査対象となった大陸部で学ぶ香港・マカオ地区出身学生の就職希望地域は、人気が高い地域から順に、華南・華東・華北地域だった。調査対象の27つの業界のうち香港・マカオ地区出身の学生の間で最も人気が高かった業界は、金融業と商業・サービス業だった。
同センターの理事兼研究員を務める呉舒景氏は、「大陸部で就職する香港・マカオ地区出身の学生は、文化面での多様性、思考面でのクリエイティブ性、精神面での仕事に対する挑戦性など、いくつかの優位性を備えている。また、より広範囲で多様化しているという大陸部就職市場の特性も、彼らを惹きつける要因となっている」と指摘した。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年8月21日
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