土井監督「日本も歴史と向き合いこのような作品を積極的に製作するべき」
近年、日本政府の「慰安婦」問題に対する姿勢には批判が集まっている。土井監督は「二十二」を鑑賞し、「力があり、クオリティの高いこのような作品は、日本のドキュメンタリー界でもこれまでに見たことがない。僕が見た中で最高の映画の一つ。戦争の加害者である日本は歴史と向き合い、責任を負い、このような作品を積極的に製作するべき。日本の監督たちが、これまでにこのようなテーマの映画を製作してこなかったことは恥ずべきこと」との見方を示した。
土井監督は以前、取材に対して、「日本政府は、広島と長崎に原子爆弾が落とされた悲劇に注目するよう、これまでずっと世界に呼び掛けてきた。しかし、過去を振り返ると、例えば、第二次世界大戦中に日本が中国に何をしたかという話になると、誰も発言しようとしなくなる。教科書からは、南京大虐殺や慰安婦など、日本が近隣諸国に対して行った悪行の内容が消し去られているにもかかわらず、自分たちが受けた傷については強調を続けている。自分の被害を強調して、自分が加害者として行ったことを覆い隠す典型的な行為」と指摘したことがある。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年8月22日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn