天津で2日に発表された「中国徒歩旅行発展報告」から、中国では徒歩による旅行者が増加傾向となっていることが明らかになった。深セン特区報が伝えた。
同報告は、博観致遠微智庫の首席専門家を務める中国戸外戦略連盟副秘書長の梁強氏によって、中国(天津)旅遊産業博覧会において発表された。
同報告によると、徒歩旅行者のうち、徒歩旅行を実践している期間については、「1年から3年」の人が最多で、全体の31%を占めた。続いて「1年未満」が24%、「6年以上」の経験がある人は22%だった。これらのデータから、徒歩旅行者が全体的に増加傾向にあり、新たな挑戦者が絶えず徒歩旅行を試みている状況が見て取れる。
統計データによると、中国のスポーツ人口は3億8千万人に上り、1億3千万人が徒歩旅行や屋外レジャーなどのアウトドア活動を行っている。
報告のデータによると、徒歩旅行者が最も知りたい情報については、「徒歩旅行のルート」と答えた人は30.46%を占めた。「徒歩旅行で見どころのある観光地」がこれに続き26.1%。「徒歩旅行に関連したアウトドアの知識・技能」が24.16%で第3位だった。
国内の徒歩旅行目的地については、四川、チベット、新疆が人気を保ち続けている。冬季オリンピック開催のPR活動の効果によって、東北三省、河北、北京も人気目的地となっている。全体的に見て、中国の徒歩旅行者は、「東部に住む旅行者が西部と東北部に出かける」という傾向となっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年9月4日
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