中国人民銀行(中央銀行)は5日、2017年第2四半期(4~6月)の決済システムの全体的な運営状況を説明した。関連データをみると、全国の決済システムは安定的に運営され、社会の資金取引規模は拡大を続け、決済業務量は緩やかな増加が続いていることがわかる。「中国証券報」が伝えた。
銀行カードによる取引量が増加を続けた。同期に全国で行われた銀行カード取引は340億5400万件で前年比33.14%増加、取引金額は183兆1800億元(1元は約16.7円)で同3.79%増加した。このうち現金預金業務は24億1200万件で金額は16兆6千億元、現金引き出し業務は44億5100万件で金額は15兆5600億元、振り込み業務は131億3400万件で金額は134兆7300億元、消費関連業務は140億5700万元で金額は16兆3千億元だった。銀行カードによる銀行間消費関連業務は39億7800万件で金額は12兆8300億元だった。
銀行カードの普及率は48.70%で、前期比0.10ポイント上昇した。銀行カード保有者一人あたりの平均消費額は1万1800元に上り、前年同期比18.11%増加した。銀行カード1枚あたりの平均消費額は2567.36元で、同9.37%増加した。銀行カードの取引1件あたりの平均消費額は1159.26元で、同24.84%減少した。
銀行カードによる課次第の規模が拡大を続けている。第2四半期末現在、銀行カードの与信額の総額は10兆8400億元に上り、前期比10.05%増加した。銀行カードの与信残高は4兆6900億元で前期比9.83%増加。銀行カード1枚あたりの平均与信額は2万900元で、利用率は43.24%。カードの半年以上の未収金は650億6900万元で、前期比7.60%増加した。
このほかモバイル決済業務が急速に増加している。動機の銀行業務を取り扱う金融機関が処理した電子決済業務は362億4700万件、金額は545兆5800億元に達した。このうちオンライン決済業務は117億7700万件で同6.80%増加し、金額は473兆3900億元で同0.14%減少した。電話による決済業務は3959万6300件で同16.61%減少し、金額は2兆2千億元で同25.02%減少した。モバイル決済業務は86億2200万件で同40.51%増加し、金額は39兆2400億元で同33.84%増加した。第2四半期には、銀行以外の決済機関が処理したモバイル決済業務は632億9千万件で同67.85%増加し、金額は31兆4900億元で同34.87%増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年9月6日
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