広東省広州市の駐車場出口の精算所では、カメラが自動的に自動車情報を認識し、開閉バーが開くと同時にドライバーの携帯に駐車料金引き落としを通知するメッセージが届けられる。金羊網が伝えた。
第3者決済サービスの支付宝(アリペイ)は10日、広東驛亭科技などの複数のIT企業と提携して、広州市内の駐車場100ヶ所以上にコンタクトレス決済による支払いシステムを取り入れた「スマート駐車場」を展開することを発表した。
スマート駐車とキャッシュレス社会の建設が進んでいくにつれて、スマート化されたキャッシュレス形式による決済モデルも駐車場に広がっている。アリペイのエリア責任者である玉愛氏は、「これまではドライバーは駐車料金の支払いに10秒ほど必要としたが、コンタクトレス決済ならば支払いをわずか2、3秒にまで短縮できる。その上、ビッグデータを通して、コンタクトレス決済による支払いデータを駐車場の所在地周辺のショッピングエリアのお得なイベントなどと結び付けることで、ドライバーに効率的で便利なサービスを提供することができる」とした。さらに、玉愛氏はコンタクトレス決済による駐車システムの進出が広州市のスマート駐車場の建設をバックアップすると指摘している。
広東驛亭科技の取締役である林建民氏は取材に応じ、これまでの駐車場が「情報の孤島」のように見えるとし、オンライン決済モデルを通じて駐車場のネットワークへのアクセスを実現することができるとした。また、今後はドライバーの情報システムと可視化管理システムの開発に取り組み、行政管理と不動産管理に対してデータベースを提供していきたいと述べた。(編集HQ)
「人民網日本語版」2017年8月11日
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