英作文を添削するためにはいくつのプロセスを必要するのかという質問に対する中国語言智能研究センターの答えは、通常「評価」ボタンをクリックするだけというものだった。科技日報が伝えた。
12日に開かれた第1回中国北京国際言語文化博覧会には、IT技術と人工知能(AI)に取り組む企業が登場した。
同センターの職員である韓露氏は取材に対して「ほぼわずか1秒で英作文の添削が可能で、すべてのフレーズの間違いを訂正できる。科学技術が英語教師の悩みを解消し、彼らを繰り返しの仕事から解放する。英語教師は生徒の英作文における低レベルな間違いに時間を取られることなく、作文のロジックや着想など、機械が得意としない点の修正に専念することができる」と説明した。
科学技術は言語学習をよりスマートにすることも、文化交流の架け橋となることも可能だ。
北京語言大学のパキスタン人留学生2人は、中譯語通の展示ブースで機械の「通訳レベル」を確かめた。彼らはマイクを手にし、あまり正しいとは言えない発音の中国語で、「私の名前は韓磊、北京語言大学の学生です」と自己紹介をした。するとディスプレイには、中国語と英語の字幕が出た。
中譯語通の技術者である王慶旭氏は、「AIで通訳を行う時に最も難しいのは、データの蓄積だ。データバンクが十分な量になれば、ニュアンスをより正確に理解することができる」と話した。
科大訊飛は今回、自社の人気商品「訊飛暁譯翻訳機」を公開した。大学の英語6級レベルの同時通訳と同水準に達しているこの商品はすでに10万台が売れているという。
12日午前に開かれた第1回国際語言文化フォーラムにおいて、中国教育部副部長、国家語言文字工作委員会主任の杜占元氏は、「情報技術を中心とする現代科学技術革命が、全世界で興隆している。2020年を見据え、中国政府は言語・文字事業を全面的に推進し、国家発展の需要を満たす。言語・文字情報化技術の革新的発展、言語資源の建設、言語・文字情報化プラットフォームの建設、言語・文字サービスの革新を促す」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年9月18日
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