米トランプ大統領は現地時間19日、国連総会の一般討論演説で「自衛または同盟国を守ることを迫られれば、朝鮮を完全に破壊する以外に選択はない」と表明した。外交部(外務省)の陸慷報道官は20日の定例記者会見で、これについて「各国は安保理の対朝決議に厳格に従い、政治的・外交的手段で朝鮮半島核問題を平和的に解決すべきだ」として、次のように述べた。
最近われわれは、朝鮮半島問題に関する中国側の立場を繰り返し再表明している。
最も新しい第2371号決議、第2375号決議を含め、国連安保理の採択した対朝関連決議は、国際社会の一致した意志と共通認識を反映している。決議は朝鮮半島の非核化実現に尽力し、安保理決議と国際社会の共通認識に反する朝鮮の核・ミサイル計画推進に反対する立場を表明する一方で、朝鮮半島の平和・安定維持、政治的・外交的手段による問題の平和的解決に尽力するよう各国に求めてもいる。われわれはこうした決議が全面的かつ正確に、バランス良く履行されることを希望する。
朝鮮半島情勢は依然として複雑かつ敏感だ。関係各国が安保理決議を全面的かつ完全に履行すると同時に、自制を保ち、緊張緩和に資する行動をもっと取り、朝鮮半島核問題を交渉による解決の道に早く戻すために必要な雰囲気と環境を整えることを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年9月21日
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