港珠澳大橋、胡麻嶺トンネル、鄭州と万州をつなぐ鄭万鉄道、高速鉄道「復興号」といったスーパープロジェクトに世界は驚嘆し、中国の近代化は加速した。モバイル決済、シェア自転車、ビッグデータ、クラウド・コンピューティングなど新技術が神通力を発揮し、人々の生活は一層便利になった。これらを紹介した中共中央宣伝部、中国中央テレビ(CCTV)共同制作のテレビドキュメンタリー「輝かしい中国」がCCTVで放送され、過去5年間の中国の輝かしい発展成果を300分間に凝縮し披露している。長春日報が伝えた。
ドキュメンタリー放送後、「わが国はすごい!」、「祖国を誇りに思う!」といった声があがり、社会各界から多大な反響を呼んだ。画面に映る感嘆すべき「スーパープロジェクト」の数々、全世界を驚愕させる「世界一」の数々、航空撮影それぞれの美しさが人々の愛国心をかき立てた。
国産大型機C919の初飛行成功のシーンでは、国家発展改革委員会国際協力センターの万喆チーフエコノミストが、「中国はまた1つ国の宝を手に入れた!先端技術は食糧同様、自ら味わってこそ初めてその素晴らしさを知ることができる」と論評した。
イノベーション事例の1つであるシェア自転車ベンチャー企業「モバイク」の従業員らも「輝かしい中国」を鑑賞し、登場人物の1人でもある王暁峰CEOは見終わると、「近年、中国式イノベーションが数多く出現している。こうした中国式イノベーションは中国で成功を収めた後、海外展開も始めている」と感慨無量の様子で語った。
中国でシェア自転車の恩恵を受けているイタリア・ミラノ出身のある男性は、「中国から始まり、高度な技術力を見せている自転車シェアリングモデルは、次第に全世界へと普及し、ライフスタイルの変革を先導している」と語った。
国連開発計画(UNDP)の文靄傑駐中国代表は「輝かしい中国」の放送を知ると、わざわざ時間を割いて、「調和のとれた発展」の回を見たのだという。文氏は、「貧困根絶は全世界が共通して抱える難題だ。中国の最貧困層の貧困脱却の規模に世界が注目し、その速度は他に例がなく、全世界の貧困削減に中国の案を示した」と指摘した。
玉樹チベット族自治州玉樹市在住の次成さんは青海地震後の移転世帯の1人。ここ数年都市で新生活を経験した次成さんは、「小康を共に享受」の回にもっとも感じるところがあったのだという。彼は、「以前は放牧区で、みな平屋だった。毎日最も多く見るのが牛や羊で、ライフスタイルは単調だった。今は都市で暮し、外出にはバスがあり、水道が家まで引かれ、いたるところにビルがある。夕食後には集合住宅の広場でダンスをする。生活はもっと豊かになった」とし、ドキュメンタリーを見て、「今後も引き続き努力して、私の『小康(ややゆとりのある生活)』を1日も早く実現する必要がある」という確信を深めたのだという。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年9月27日
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