「ミシュランガイド上海2018」が20日、正式に出版された。今回は合計で129軒の店がランクインし、その内30軒がミシュラン星付きレストランに選ばれた。羊城晩報が伝えた。
去年と比べ、今年のミシュランガイドはより多様化した。星付きレストランの中で、広東料理が圧倒的な強さを見せている。日本料理店のランクインはなかったものの、今年はその他の種類の料理を提供するレストランも徐々に頭角を現してきている。今回初めて1つ星を獲得したレストランにはベジタリアンレストラン「大蔬無界」やフレンチ「Jean Georges」、創作料理「泰安門」、寧波料理「甬府」などだ。
今回人々を意外に感じさせたのは、今年は3つ星レストランが1軒増えたことで、これにより、上海のミシュラン3つ星レストランの店舗数は英国ロンドンと並んだ。このことについてミシュランガイド総責任者のマイケル・エリス氏は、「外灘(ワイタン)のフレンチの名店『Ultraviolet by Paul Pairet』が2つ星から3つ星レストランに昇格したのは、同店の調理技術や料理の盛り付け、食感のコントロール全てにおいて去年より改善が見られたためだ」と話した。
ある業界人は、「今回ランクインしたレストランの多くは、調理技術と盛り付けに、大量の西洋要素を取り入れた、新流派のレストランだ。例えば大董やBo Shanghai、泰安門などだ。西洋人の好みに合わせているという疑いはぬぐえない」と話す。これに対してマイケル氏は、「飲食の構成はピラミッドのようになっており、ミシュランガイドは、ピラミッドの頂点のレストランにのみ注目している。これらのレストランに対し、調理技術、環境、サービス全てにおいて卓越している必要がある」と回答した。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年9月25日
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