国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせて1日から8日までが8連休となる中国。28日に発表された連休期間中の旅行に関する動向報告「世界最大規模の旅行ゴールデンウイークを支えているのは誰か」によると、消費能力が高く、体力もある31-45歳(33%)、19-30歳(27%)のグループが連休中の旅行者の主力で、合わせて6割に達している。男女別に見ると、女性が主力で、旅行サイト・携程網を通して、ツアー旅行、個人旅行、クルーズ船旅行、アクティビティなどの商品を予約した人のうち60%が女性だった。
中国で最も人気の旅行方法は依然としてツアー旅行。8連休中、旅行を予約した人の45%がツアー旅行を選択した。特に、家族で旅行に出かける人や高年齢の人がツアー旅行を選択する傾向にあり、二線都市、三線都市でも、ツアー旅行の申し込み率が高い。
一方、44%の人は個人旅行を選んでいる。年齢層別に見ると、80後(1980年代生まれ)や90後(90年代生まれ)が多く、カップルで旅行に行ったり、ハネムーンに出かける人が多い。携程網の統計によると、連休期間中、香港地区、澳門(マカオ)地区、台湾地区、日本、韓国、東南アジアのビーチリゾートなどに行く中国人観光客が個人旅行を選ぶ割合はツアー旅行を上回っている。オーダーメイドの海外旅行も中国人観光客、特に中・高収入の階層に人気になりつつあり、連休中の予約の割合は約11%、前年同期比200%増となっている。
消費のアップグレードが今年の海外旅行の大きなポイントで、多くの人が「体験」に積極的にお金を使い、食事、ホテル、交通、アクティビティなどの分野で、高品質、独自性を追求する人が多い。また、高級ホテルやよりクオリティの高いアクティビティなどが大人気になっている。
その他、中国のモバイルインターネットやスマホの普及は世界トップクラスであるのを背景に、スマホで連休中の旅行を計画する人が急増している。携程網のツアー旅行、個人旅行、クルーズ船旅行、査証(ビザ)などの注文統計によると、70%以上の利用者がサイトではなく、アプリを通して注文を済ませている。飛行機のチケット、ホテル、列車のチケット、観光地の入場券なども含めると、その割合はさらに高くなる。予約のほか、旅行中も多くの人がアプリを使ってアクティビティを購入したり、問い合わせを行ったりしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年9月29日
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