かつてATMは、人々の生活において無くてはならない重要なインフラの一つであったが、近年中国でモバイル決済の普及に伴い、ATMの重要性が徐々に失われ、使用頻度が減少しつつある。
かつて商業施設に設置されていたATMがいつの間にかなくなり、代わりに中国のモバイル決済サービスが立ち上がり、世界をリードしている。モバイル決済が便利になりつつある背景の下、ATMとその関連のサービスは今後どうなるのだろうか?
【日本】ATMの使用頻度は高く、特定グループに向けたカスタマイズサービスを提供
「グローバル中国語放送網」日本オブザーバーの蒋偉氏によると現在日本ではATMの使用頻度は依然高く、特に外国人や高齢者などの特定グループに向けたカスタマイズサービスを提供しており、こうしたATMは無くてはならない存在となっているとしている。
日本の電子決済の総額も使用範囲も中国には程遠いが、ATMの使用頻度は依然として高い。ATMには外国語のガイダンスも備えているほか、高齢者や障害者などのニーズも考慮されており、より多くの人々が利用する上で便利な設計となっている。
2017年末までの日本のコンビニにおけるATM設置台数は、「セブンイレブン」で約23400台、「ファミリーマート」で約13300台、「ローソン」で約12300台となっている。全体的に見て日本では電子マネー化の発展速度が緩慢なこともあり、ATMはまだまだ無くてはならない存在となっている。
【スペイン】技術の革新と市場環境が原因で、ATMの重要度増す
「グローバル中国語放送網」欧州オブザーバーの張舜衡氏によると、スペインでは、技術の革新と市場環境が原因で、ATMは淘汰されるどころか、さらにその重要さを増している。
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