阿里巴巴(アリババ)集団は1日、2018年第3四半期(2017年10月1日~12月3日)の決算を発表した。アリババは力強い成長を達成したことを受けて、通年の売上高予測値を再び上方修正した。中国新聞社が伝えた。
同決算によると、アリババの同期の売上高は830億2800万元(1元は約110.0円)に上り、前年同期比56%増加した。中核業務のEC業務の売上高は732億4400万元で同57%増加し、売上高全体の88%を占めた。
通年の業績の成長が見込まれることから、アリババは18年年度売上高の増加率予測値をこれまでの49~53%から55~56%に上方修正した。前回の上方修正は17年11月に第2四半期の決算を発表した時で、同予測値を45~49%から49~53%に引き上げている。
アリババの国内小売小売プラットフォームの18年度有効ユーザー数は現在5億1500万人に達し、モバイルプラットフォームの月間有効ユーザー数は5億800万人に上る。天猫(Tmall)がB2C(企業・消費者間取引)市場での優先的立場をさらに拡大し、実物商品の総取引額(GMV)が前年同期比43%増加し、主要品目の取引額が順調に伸びたことがうかがえる。これには衣類・アクセサリー類、消費電子製品、日用消費財などが含まれる。アリババの傘下にあって、越境・国際小売業務、クラウドコンピューティング、デジタルメディア、娯楽業務などの各方面も伸びを達成した。
1月31日現在、米国株式市場におけるアリババの株価は204ドル(1ドルは約101.0円)で、時価総額は5242億ドルに達した。アリババの株価は17年1月に87ドルになって以降、全体として上昇傾向を保っている。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年2月5日
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