2016年リオデジャネイロ五輪で不可解な判定による八百長疑惑などがあった問題で、国際ボクシング協会(AIBA)が十分な説明を行っていないとして、国際オリンピック委員会(IOC)は4日、「ボクシングを20年東京五輪の実施競技から除外する可能性がある」と警告した。新華社が報じた。
IOCのトーマス・バッハ会長は会見で、「組織のガバナンスや審判の判定、ドーピングなどに関するAIBAの報告は満足のいく内容ではない」とし、「IOCは18年ユース五輪、20年東京五輪でボクシング競技を含めるかどうかについて再検討をする権利がある。追加報告書を4月30日までに提出するように」と厳しい最後通告を突きつけた。
そして、「リオデジャネイロ五輪の不可解な判定に関する報告の内容は満足のいくものではない。AIBAが満足できる説明をすることを望んでいる」とし、「特にガバナンスに対して心配している」と述べた。
リオデジャネイロ五輪後、ボクシングで八百長があったのではないかと疑う声が絶えず、昨年10月、AIBAは、リオデジャネイロ五輪のレフェリーやジャッジ約30人を資格停止にし、特別調査グループを立ち上げることを発表した。 (編集KN)
「人民網日本語版」2018年2月5日
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