カードタイプの北京市共通交通ICカードが北京・天津・河北エリア内で利用可能となっただけではなく、携帯電話でもこうした機能を実現できるようになった。北京市政交通共通カード公司はこのほど「モバイル共通交通ICカード」が2月から地下鉄および北京・天津・河北エリアなど全国相互連結・相互接続都市の指定路線で全面的に使用可能となり、北京・天津・河北3エリアの利用者は、携帯電話1台で同エリア内をスムーズに移動できるようになったことを明らかにした。北京日報が報じた。
モバイル共通交通ICカードの利用条件は、携帯端末がNFC機能を備えたアンドロイドのスマートフォンであることで、シャオミー(小米)製スマホのプラットフォームでテスト運用がスタートする。利用者は、シャオミーウォレット(小米銭包)アプリを開き、トップページにある「公共交通カード」をクリックし、カード選択画面で「北京・天津・河北共通交通カード」を選び、操作手順に従って操作すれば利用可能となる。シャオミーウォレットのほか、「北京共通交通カード」アプリでもサービスをスタートできる。また将来的には他メーカーのスマホでも対応可能となる予定だ。
モバイル共通交通カードの対象範囲は、実際の北京共通交通カードと同様、現時点では北京・天津・河北エリアおよび全国のその他の相互連結・相互接続都市の指定路線となっている。北京エリアでは、モバイル共通交通カードによって、市バス(カスタムメイドの商用バスや快速直通ラインなどの路線は含まない)および地下鉄に乗車できる。また、現行の北京公共交通カードによる特典の対象ともなる。利用者は、天津市および河北省石家荘市、保定市、廊坊市、張家口市、秦皇島市、承徳市、滄州市、邢台市、邯鄲市、衡水市の指定相互連結・相互接続路線でも利用可能だが、具体的な対象範囲は、現地政府および運営企業が公開している相互連結・相互接続対象範囲基準を参照する必要がある。
モバイル共通交通カードは、当面、商業施設での消費に利用することはできず、キャッシング機能も備えていない。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年2月7日
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