米コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーが発表した報告書「2017年中国ぜいたく品市場研究」によれば、17年に大陸部のぜいたく品売上高は1420億元(約2兆3748億円)に達し、16年に比べて20%増加し、増加率は11年以降で最大となり、海外市場を上回った。
米コンサルのマッキンゼー・アンド・カンパニーがまとめたデータでは、16年末現在、世界のぜいたく品消費の伸びのうち4分の3は中国によるものだった。ぜいたく品ブランドを買収する中国企業が、これらブランドの市場へのさらなる浸透の地ならしをしたことは確かだという。だが海外メディアの中には、ことファッションの経営ということに関しては、中国企業の効率重視の考え方が正反対の結果を招く可能性があるとの見方を示すところもある。
周院長は、「目下、資本力のある中国企業の多くがM&Aモデルを採用し、国内外の中高級ブランドに狙いを定めている。2018年は世界のぜいたく品ブランドにとって、徐々に力をつけてきたアジアのライバルたちが軽視できない存在になる年だといえる。歴史があり、デザインに独自の風格があり、産業チェーンを備え、中国消費者市場も押さえたぜいたく品大手が、中国資本にこぞって買収される可能性もある」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年3月9日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn