民泊大手の途家網がこのほど発表した「2017年民宿短期リース発展報告」によると、2017年には民宿の宿泊料金が中国国内では1泊平均401元(1元は約16.8円)、海外では同744元になり、観光消費がバージョンアップしていること、500元以上の民宿が徐々に主流になっていることがうかがえるという。「北京日報」が伝えた。
データをみると、17年の国内民宿の平均宿泊料金は1泊401元で、10月、9月、8月の料金が高く、7月が最も安く、ピーク期を閑散期と比べた上昇幅は76%に達した。海外民宿の平均宿泊料金は1泊744元で、12月、10月、4月の料金が高く、9月は最も安く平均648元で、9月に海外旅行をして民宿を利用すると「お得感」があることがわかる。中国では閑散期と繁忙期の変動が大きいが、海外の民宿は価格が相対的に安定し、ピーク期の平均も閑散期を29%上回るにとどまる。
17年には国内8都市で平均宿泊料金が1泊1千元を超え、千島湖、亜布力、湖州は1500元を上回り、その主な原因としてリゾートタイプの民宿が中心であることが挙げられる。海外の平均宿泊料金の上位5都市は千葉、足柄下群、静岡、鳥取、和歌山でいずれも2千元を超え、すべて日本の都市だった。主な原因として日本の観光資源が独特であること、民宿の建物の多くが別荘タイプか日本式旅館タイプであることが挙げられる。1泊500元以上の民宿が徐々に主流になり、特に新中産階級の勃興と二人っ子時代の訪れを受けて、「大勢で長く滞在する」宿泊モデルが一般的になり、民宿の「デラックス化」傾向を目立って後押しした。
17年に民宿利用者の多かった旅行先の都市をみると、国内では成都、上海、北京、重慶、広州、三亜、青島、杭州、西安、厦門(アモイ)が並び、海外では大阪、東京、京都、プーケット島、バンコク、チェンマイ、パタヤ、ソウル、シンガポール、サバが並んだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年3月6日
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