中国は経済規模が80兆元(1元は約16.8円)の大台を超え、貧困層は6800万人あまり減少し、国内総生産(GDP)単位あたりのエネルギー消費が20%以上低下した。新華網が伝えた。
第13期全人代第1回会議が5日に人民大会堂で開幕し、李克強総理が国務院を代表して政府活動報告を行い、過去5年間の取り組みを振り返った。報告にあるさまざまな数字には、この5年間の中国経済社会の発展における一連の歴史的な成果と変革が映し出されている。
▽発展が新たなステージに到達
政府活動報告では、この5年間の中国経済社会の発展における一連の歴史的な業績と収穫が紙面を輝かしく彩った。
規模がより大きく――GDPは82兆7千億元に達し、年平均7.1%増加し、世界経済に占める比重が11.4%から15%前後に上昇し、世界の経済成長への寄与率は30%を超えた。
原動力がより充足――社会全体の研究開発費は年平均11%増加し、世界2位の規模に躍進し、科学技術の進歩の寄与率は52.2%から57.5%に上昇した。
構造がより最適化――消費の寄与率が54.9%から58.8%に上昇し、サービス業の比重は45.3%から51.6%に上昇し、経済成長の主要原動力となり、ハイテク製造業は年平均11.7%成長した。
活力がより強く――大衆による起業・イノベーションが勢いよく発展し、一日あたりの企業新設数は5千社あまりから1万6千社あまりへ増加し、企業の設立にかかる時間が3分の1以上短縮された。
中国の発展が世界の目を見張らせている。世界銀行発展予測局のアイハン・コセ局長は、「中国経済は予想を上回り、印象深く素晴らしい成果を上げた。世銀は中国が世界経済成長の重要なエンジンであり続けることを確信する」と評価した。
全国人民代表大会(全人代)の代表を務める浪潮集団の孫丕恕会長は、「この5年間に深く感じたことは、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、人工知能(AI)を代表とする次世代情報技術が急速に発展し幅広く応用されるようになり、デジタル中国の建設を力強く推進し、空前の技術革命ももたらし、新原動力が極めて大きな力を発揮しつつあるということだ」と述べた。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn