上海市民政局と市老齢工作委員会弁公室(老齢弁)、市統計局が29日に共同で発表した統計データによると、2017年12月31日時点で、上海戸籍人口のうち60歳以上の高齢者は483万6千人、前年比2万8100人(5.6%)増。上海戸籍総人口に占める高齢者人口の割合は、前年比1.6ポイント増の33.2%に達した。新華社が伝えた。
統計データの概要は以下の通り。
上海における60歳以上の高齢者人口の前年比増加率は、過去3年間、5.6%、5%、5.3%と、都市人口の高齢化が確実に進んでいる。また、2017年、上海の80歳以上の後期高齢者人口は、前年比9200人増の80万5800人、増加率は1.2ポイント上昇、高齢者人口全体に占める割合は同0.7ポイント低下し、総人口に占める割合はほぼ横ばいだった。これは、上海の後期高齢者人口の増加スピードが、高齢者総人口の増加スピードより緩やかである状況を示している。
また上海の高齢者扶養比率は、再び過去最高記録を更新した。15歳から59歳の労働人口が60歳以上の高齢者を支える扶養比率は、2017年に58.8%に達し、2016年比4.7ポイント上昇した。扶養比率全体についてはすでに77.1%に達している。つまり、15歳から59歳の1.29人で、60歳以上または0-14歳の1人を支えている計算となる。
2017年、上海人口の平均寿命は83.37歳、うち男性は80.98歳、女性は85.85歳と、引き続き上昇傾向を呈している。
高齢者福祉についてみると、上海全市には現在、高齢者施設が計703ヶ所、ベッドが14万400床あり、前年比5.7%増加した。高齢者施設のうち、医療機関を併設している施設は計283ヶ所、医療機関と契約している施設は536ヶ所となっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年4月2日
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