第19回中国共産党大会報告は中国の特色ある大国外交の総目標を確立し、新たなビジョンを描いた。8日、王毅外交部長(外相)は第13期全人代第1回会議の記者会見で、中国の外交政策と対外関係について国内外の記者からの質問に答え、新時代における中国外交の目的と趣旨を解説し、疑念や指摘に真っ直ぐに向き合い、構想と希望を詳しく説明し、国際社会と意思疎通や理解を深めた。(文:阮宗沢・中国国際問題研究院常務副院長、研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
元首外交の旗を掲げ針路を定める。王部長は「第18回党大会以来、習近平国家主席は世界57カ国を訪問し、外国の元首110人余りの訪中を受け入れた。グローバルな問題に対して習主席は新鮮な提案をし、中国の国際的な地位と影響力を効果的に高めた。習主席の指導者としての風格と人格的魅力によって、中国は友人を得た」と指摘した。
発展に着実に寄与するのは、中国外交の職責範囲内の事だ。王部長は「中国外交は新たな情勢に適応し、質の高い発展という要請に照らして、『海外への進出』『海外からの導入』、対外協力拡大のために一層有利な環境を築き、国内の発展のために一層望ましい国際環境を築く。今後、外交部(外務省)が打ち出す具体的措置には、地方省(自治区・直轄市)の世界PR活動の増強版を築くこと、重大な改革開放措置を反映する特別PRを行い、『中国のストーリー』をよりターゲット性をもって語ることが含まれる。今年中国外交部は雄安新区を全世界にPRする。同時に、領事的保護の取り組みを海外での安全確保の道において引き続き前進させる」と述べた。
今年の中国外交はハイライト続きだ。ボアオ・アジアフォーラム年次総会は改革開放が主旋律だ。青島で開催する上海協力機構サミットは「上海精神」の発揚が主旋律だ。中国アフリカ協力フォーラムサミットは「一帯一路」が主旋律だ。上海で開催する第1回中国国際輸入博覧会は市場開放が主旋律だ。この4つの外交活動はテーマが鮮明で、互いに関係して一層良い効果を挙げ、責任ある大国としての中国の抱負と責任感を各面から示し、中国の内外政策をさらに上の段階へと力強く押し上げる。
2018年は第19回党大会精神の貫徹実行を始動する年だ。中国外交は「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」の導きの下、新たな行動を見せ、新たな気概を示し、新たな風采をきらめかせ、各国と共に新型の国際関係を構築し、人類運命共同体を構築し、さらに素晴らしい世界を建設する。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年3月9日
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