中国商務部(省)は29日、米国が、中国からの輸入への追加関税や中国企業による米国内の投資を制限する制裁を発表してから初めての記者会見を開催し、3つの立場を明確に示した。中国新聞社が報じた。
1. 中国は圧力に屈して米国に譲歩することはない。
このほど、メディアが、中米は貿易戦争を回避するために交渉中と報道し、中国が米国の圧力に屈して譲歩するかに注目が集まっている。
商務部の高峰・報道官は、中国は交渉の際、▽一国主義、保護貿易主義というやり方を放棄する▽平等であるべきで、中国側は脅迫された形で交渉に臨むことはない▽交渉は建設的でバランスの取れたものであるべきで、双方が共に努力する必要がある―――という3つの原則を重視すると明確に述べた。
そして、「中国は、自分の意見を受け入れるよう他の人に強要すること、自分の強い力を用いて弱い者をいじめることに反対し、自分の正当な権益を放棄することは絶対にない」と強調した。
中国国際貿易学会中米欧経済戦略研究センターの李永・共同主席は、「米国が実務的に両国間の貿易問題を解決したいのであれば、交渉において中国と同じ方向に向かって歩まなければならない。中国にだけ譲歩を求めるというのは、誠意が全くない」と指摘する。
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