米国務省がドミニカ、エルサルバドル、パナマの3カ国に駐在する上級外交官の召還を発表したことを受けて、中国外交部(外務省)の耿爽報道官は10日の定例記者会見で「われわれは特定の国に対して、他国の中国との国交樹立を正しく受け止め、台湾関係の問題を慎重かつ適切に取り扱い、自らのイメージと台湾海峡の平和・安定を守る観点から、無責任な言行をこれ以上しないよう注意を促す」と表明した。
【記者】報道によると、米国務省はドミニカ、エルサルバドル、パナマの3カ国に駐在する上級外交官の召還を発表した。いずれも台湾と「断交」し、中華人民共和国と国交を樹立した国だ。これについてコメントは。
【耿報道官】「一つの中国」原則は国際社会の一致した共通認識であり、中国がこの原則を基礎に関係国と国交を樹立するのは、国際法と国際関係の基本準則に合致し、中国及び関係国国民の根本的利益に合致し、当然の事であり、大勢の赴くところでもある。
われわれは特定の国に対して、自らが「一つの中国」原則を承認し、数10年前に中華人民共和国と国交を樹立した事実を忘れず、他国の中国との国交樹立を正しく受け止め、台湾関係の問題を慎重かつ適切に取り扱い、自らのイメージと台湾海峡の平和・安定を守る観点から、無責任な言行をこれ以上しないよう注意を促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年9月11日
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