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広深港高速鉄道の「動感号」でWi-Fiを完全導入

人民網日本語版 2018年09月10日16:09
広深港高速鉄道の「動感号」でWi-Fiを完全導入
全座席には、フットレスト、個別の読書灯、イヤホンジャックが配備され、座席は180°回転可能。

広深港(広州‐深セン‐香港)高速鉄道の乗車券販売が、10日午前8時からスタートし、今月23日には同高速鉄道香港区間が営業を開始する。中国鉄路総公司は9日、同社公式微信(WeChat)アカウント上で、同高速鉄道に導入される発表されたばかりの高速列車車両「動感号(Vibrant Express)」の外観とインテリアを公開した。北京青年報が伝えた。

「動感号」の車体は、シルバーをベース色とし、白と赤の波型のラインがあしらわれている。列車の先頭部分の両側に施されたオレンジ色のアーチ型模様が人目を引き、クリエイティブなデザインとなっている。「動感号(Vibrant Express)という名前は、香港が動感にあふれた都市であることを意味しており、香港市民と香港の社会経済が活力に満ちていることを示している。「動感号」は8両編成で、座席数は579席。このうち1号車と8号車が1等車で計68席。2号車から7号車は2等車で、7号車には車椅子対応座席が2席設けられ、全車両にWi-Fiネットワークが導入されている。

1等車の座席と床板にはバラのデザインがあしらわれ、各座席にフットレスト、個別の読書灯、イヤホンジャックが備え付けられており、座席は180°回転可能となっていう。2等車は、1列5席配置で、座席はトレンディなデザイン。また、車内には、バリアフリートイレ、自動ウォーターサーバー、おむつ替え台などの設備があり、大陸部と香港の旅客が使用する電気製品のプラグの形が異なることを考慮して、全席に2種類のコンセントが配備されている。各車両には、大きめの荷物を置けるスペースも設けられている。

広深港高速鉄道の第1期の運転士(香港側)には、3人の「90後(1990年代生まれ)」の女性高速鉄道運転士が含まれているという。彼女たちは、1年間におよぶ各種トレーニングおよび専門知識や両地の鉄道交通関連規約の学習を経て、対応能力や心理的素質などのテストをパスして、高速鉄道車両の運転士として合格した。

広深港高速鉄道香港区間が開通すると、北京、上海、石家荘、鄭州、武漢、長沙、杭州、南昌、福州、厦門(アモイ)、汕頭(スワトウ)、貴陽、桂林、昆明の各都市を経由し、大陸部の40ヶ所以上の駅に停車することになり、香港と大陸部各都市の時間的・空間的距離が大幅に縮小される。香港西九龍駅からの最短所要時間は、深セン福田駅まで14分、広州南駅まで47分、上海虹橋駅まで8時間17分、北京西駅まで8時間56分となる。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年9月10日


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