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気持ちが若い人ほど老けにくい

人民網日本語版 2018年09月10日11:07

ここ数十年間のさまざまな研究から、実年齢よりも「主観年齢」の方が、うつ病、糖尿病、高血圧症、老人性痴呆症などの各種疾病の罹患率および死亡リスクを精確に予測することができるという事実が明らかになった。米国の学術雑誌「インテリジェンス」に掲載されたフランスの研究論文によると、気持ちが若ければ若いほど、健康度もアップするという。生命時報が伝えた。

仏モンペリエ大学の研究員を務めるヤニック・ステファン博士とその研究チームは、大規模な研究データに対する詳細な分析を行った。被験者は、1957年と2011年に、同類のIQテストを受け、「主観年齢」評価が行われた。その結果、20歳前後の時点でIQが比較的高かった人は、70歳を超えた時点で、自分自身について「実年齢より若い」という感覚を持っていた。彼らの「主観年齢」は、実年齢より平均17%低かった。研究チームは、被験者の学歴と性格的な特徴を考慮に入れてさらなる分析を進めた。その結果、「気持ち(心理的年齢)が若ければ若いほど、老いていくスピードが緩慢になる」という事実を突き止めた。

ステファン博士は、「焦燥感や病気などの不健康な状態において、人は、自分の老いを自覚する。また、『主観的年齢』が高い人は、無意識のうちに身体的活動に制限がかかり、運動するのが億劫になり、ストレス対応力が衰え、自分の身体状況に対する見方が消極的になってしまい、最終的には病気と縁が切れなくなるという悪循環に陥ってしまう可能性がある。一方、IQが比較的高い人たちは、複雑な情報を処理することに長け、健康的なライフスタイルを送っている。同時に、好奇心や知識欲、物事に感動する力に秀でており、自分自身の『若さ』を強く感じている。これらの人々は、老いをめぐる先入観をいともたやすく乗り越え、自分自身を健康・長寿の良性スパイラルに乗せることに長けている」と分析している。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年9月10日

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