アリババ・グループは20日の雲栖大会で、自動車アップグレード戦略を発表した。車と道路の連携技術を利用し、新しい「スマート高速道路」を作りだす。そしてAliOSが阿里雲、達摩院、高徳、支付宝、千尋位置、斑馬網絡などと同戦略を実施し、20年後の道路を模索していく。銭江晩報が伝えた。
この20年後の道路は、どのような姿をしているのだろうか。アリババの構想によると、スマート高速道路は一般的な自動車、コネクテッドカー、自動運転車に対する全面的なサポートを提供することで、ドライバーに「千里眼」と「順風耳」を与える。道路は車に目にしたものを伝え、車は道路で何を行ったかを伝えることで、人・車・道路・クラウドが全面的に連携する。こうしたサポートにより高速道路の500メートル先離れた箇所にある小さなくぼみさえも、事前に「目にすること」を可能にする。
アリババAI Labs首席科学者の王剛氏は、「現在の圧倒的多数の自動運転車技術プランは、自身のセンサーなどの限界があり、安全面の要求を満たすことができない」と述べた。王氏は車と道路の連携について、「200メートル毎にベテラン交通警察が立っているようなものだ。夜間走行中は視界が制限されるが、感知基地局は直ちに前方の歩行者と道路の異常を感知し、車に伝える。高速道路やカーブ中に前方車両に危険な状況が発生した場合も、直ちに感知し車に伝える」と形容した。
アリババ・グループ資深副総裁の胡暁明氏は、「車と道路の連携は50以上のシーンをカバーする。これには衝突早期警戒、チーム運転、交通事故自動判定、バーチャル看板、自由料金徴収、信号注意などが含まれる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年9月25日
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