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毎日1回多い歯磨きで心血管疾患発病リスクが低下

人民網日本語版 2019年01月03日11:27

過去の多くの研究では、歯周炎や虫歯、脱落歯などの口腔疾患はいずれも、心血管疾患と密接な関係があると考えられていた。医学誌「The European Heart Journal (EHJ)」に最近掲載された韓国の研究から、「歯を磨く回数を増やすと、心血管疾患に罹患するリスクが低下する」ことが改めて実証された。生命時報が伝えた。

韓国国立ソウル大学歯科学院歯科研究所の朴信映(音訳)博士率いる研究チームは、「全国健康保険制度―全国健康選別チーム研究」に参加した被験者の中から、40歳以上の健康な成人24万7696人を抽出し、今回の実験に参加してもらった。平均9.5年の追跡調査において、被験者のうち、心臓発作や心筋梗塞、脳卒中、心不全など重大な心血管疾患を患った人は1万4893人に上った。対比分析の結果、被験者のうち、歯周病や虫歯の数が多ければ多いほど、あるいは脱落歯が多ければ多いほど、心血管疾患を患うリスクは高い傾向にあることが判明した。多方面にわたる要素を調節した分析によると、歯磨きを習慣にしているという前提で、毎日1回歯磨きの回数を増やすと、心血管疾病を患うリスクが9%低下した。また、少なくとも年1回歯のクリーニングを行うと、心血管疾病のリスクは14%低下した。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年1月3日

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