中国人工知能学会が主催する2018年「ソフトバンクロボットカップ」中国ロボット技能コンテストならびにスマート検査・運動制御フォーラムがこのほど、江蘇省泰州市で開催された。全国各地の小・中・高校、大学から来た288の優秀なチームが、サービスロボット、スポーツロボット、軍事ロボット、娯楽ロボットなど7競技・23種目で激戦を繰り広げた。人民網が伝えた。
ロボットゴルフはロボット業界ではお馴染みの競技で、ロボットが独自にカップの位置、球の位置、ゴルフ場全体の環境を認識することで、自分・カップ・穴の位置を決めるとともに、ロボットは球の位置により自分が立つ位置を調整し、かつショットの動作を自動的に調整し、カップに入れなければならない。学生にとっては、プログラミングによりロボットの動きの精密な制御、物体の識別、ルート計画、測位・ナビ、さらには音声認証を実現することが、技術的に非常に難しい課題となる。今回のコンテストにおいて、南京郵電大学通達学院のチームが、15分3秒の間に、わずか6打で上中下の難易度をクリアし優勝を果たした。
ロボットダンスは最も鑑賞性が高い競技の一つだ。学生はプログラミングにより、ロボットの可動部分25カ所の柔軟性を発揮し、複数のセンサーのデータを活用し、ダンスの動作全体をなめらかかつ自然にし、リズム感と鑑賞性を持たせていた。コンテスト中に、審判は選手が準備した5曲からランダムで3曲を選び、ロボットに演じさせる。ダンスの動きの完成度、鑑賞性、リズム感、よどみなく斬新な振り付け、音楽に合わせた開始・終了といった要素に基づき点数を決める。ロボットはすべての動きを独自に行う。出場者は各関節の状態に気を配り、ロボットの体のバランスを維持しなければならない。
またロボットは音に合わせて動き、音楽と共に演技を終え、さらに音楽のリズムを聞き取りステップを同時に調整しなければならない。これはロボットと外界の交流能力に対して、高い技術的条件を突きつけている。最終的に武漢大学のチームが85.75点で優勝し、江漢大学のチームが85点の僅差で2位になった。華東師範大学のチームは82点で3位。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年12月12日
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