中国のOLED特許件数、韓国を追い抜く

人民網日本語版 2019年04月03日14:09

韓国特許庁の朴原住長官はメディアの取材に対して、「世界の技術特許のビッグデータ分析によると、中国のOLED関連特許件数はすでに韓国を抜いている。中国のOLEDディスプレイの市場シェアも、5−10年後に韓国を抜く可能性がある」と述べた。科技日報が伝えた。

韓国のOLED企業は現在、世界市場で96.5%のシェアを占めている。

韓国特許庁は、韓国企業は5−10年後に現在の市場シェアを維持できなくなり、経営の危機に直面する恐れがあると分析した。中国は現在、OLED新規特許件数で韓国に大差をつけている。次世代ディスプレイ技術になる見通しのmini LED技術の特許件数も、米国と中国に遅れを取っている。

このようなケースは液晶ディスプレイ(LCD)でも生じたことがある。韓国のLCD特許件数が中国に抜かれてから7年後、韓国企業のLCD市場におけるトップシェアの地位も中国企業に奪われた。

韓国特許庁はまた、「特許ビッグデータは国家産業戦略の確立に寄与する。データ分析により未来の産業のトレンドを早期把握し、特許空白分野を発見し研究開発に資金を投じる。特許がひしめき合っている分野については、国際協力などの知的財産権戦略を採用する」とした。

韓国特許庁の統計によると、韓国の特許出願件数は世界的に見て高い水準にあるが、技術転化効率は米国の約3分の1にとどまっている。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年4月3日

  

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