敦煌研究院の王旭東院長が故宮博物院の新院長に就任

人民網日本語版 2019年04月10日13:19

単霽翔氏

北京の人気観光スポット・故宮博物院の院長を7年間務めた単霽翔氏が今月8日に退任し、敦煌研究院の院長・王旭東氏が新院長に就任した。

単氏が院長を務めた7年間、故宮は文化財修復師の王津氏を始めとする多くの「ネット有名人」を生み出したほか、故宮の文化クリエイティブグッズである口紅や灯会イベント「紫禁城の上元の夜」などが、ネット上で幾度となく話題をさらった。そして故宮の関係者の言葉を借りるならば、単氏自身も故宮で一番人気のある「ネット有名人」となった。

単氏自身は、「僕は故宮の門番みたいなもので、総責任者ではない」と言い続けてきたが、「門番」の職を辞した後、単氏は何をすることになるのだろうか?それについて単氏は以前、「僕は故宮の解説員だ。6年間で2000回以上、計約2000時間解説を行った経験がある」と語ったことがある。

新院長に就任する王旭東氏とは?

単氏退任後、新院長に就任する王旭東氏は、1967年2月に甘粛省山丹県で生まれた。蘭州大学地質学部で水文地質・土木地質学を専門に学び、現在は敦煌研究院の共産党委員会書記、院長、蘭州大学の兼任教授、博士課程指導教授、西北大学の兼任教授、博士課程の指導教授などを兼任している。

王氏は1991年から敦煌研究院で、莫高窟壁画や土遺跡保護に取り組んできた。「敦煌に到着した日の夜、まだ洞窟に入っていないにもかかわらず、莫高窟の静けさに魅了され、『ここに残る』と衝動的に決めた」という。

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