出費は多いが、李さんはペットから喜びを得ている。「この子は死ぬまでずっと私の側にいるのだから、できるだけのことはしてあげたい」という。
▽衣食住にグッズに移動 ペット市場消費がバージョンアップ
ネコちゃんやワンちゃんはおいしいものを食べ、快適な住まいを与えられているだけでなく、様々な関連サービスも次々誕生している。
ネット通販プラットフォームで普段食べさせるペットフードを検索すると、商品ページは100ページを超える。一番売れ筋のキャットフードは一か月の売り上げが6万5千点に上るという。
ペット用サプリや医薬品をみると、寄生虫を駆除する皮膚病薬、胃腸薬、目薬はどれも50元以上する。人間の一般的な薬より高いものも少なくない。
飲食やトイレといった必要最低限のことだけでなく、飼い主はそれ以外のペットのニーズを満たすための出費を楽しんでいる。昆明市でこのほど開業したペット総合クラブは、2千平方メートルあまりの3階建てビルの中で、大勢の人がペットと飼い主にサービスを提供している。
同クラブ責任者は、「ここには預かりコーナーやトリミングコーナーがある、2階にはネコバー、3階には昆明で今最も大きい室内トレーニング場がある」と話す。
同クラブのペット用プールには、専門の救助員が配置され、ペット用の救命胴衣が準備され、高価なプール水浄化装置もある。利用料金は1回80元だ。
ペット用に開発された商品も徐々に人気を集め、ちょっとしたものでも1千元以上する。
ペットを飼っていなくても、ペット消費はできる。
たとえばインターネットの「クラウドペット飼育」の消費者は数えきれないぐらいいて、ネットで人気者になったペットの稼ぎぶりは侮ることができない。
写真は、毎日高価なリンゴカタツムリや大型の車エビしか食べない太っちょ王という名前のフグの動画で、200万件近い「いいね!」を獲得し、アカウントのフォロワー数は55万を超えた。太っちょ王と同種類のフグや関連商品が売り上げを驚異的に伸ばしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年4月23日