ドラマ「わたし、定時で帰ります。」が中国で話題に 生きがいは余暇?それとも仕事? (3)

人民網日本語版 2019年04月25日14:43

八雲のように仕事に打ち込み、残業をして、生きがいを見つけるか、それとも東山のように仕事をきちんとこなしながらも定時に帰り、生活を楽しむかは、個人の自由であって、どちらが正しくて、どちらが間違っているというものではない。しかし、「996」は、決して個人の選択ではなく、個人の自由、権利を奪う勤務スタイルと言わざるを得ない。

中国で「996」という残業が当たり前の勤務スタイルを受け入れざるを得ない人がますます増えているのは、収入を増やすためでもなければ、生きがいをそこに見出しているからでもなく、リストラされて収入がなくなるのを恐れているからだ。「996」が本当に経済成長につながるのであれば、皆が必死になってまじめに働き、倹約すればそれを実現でき、「明るい未来のために」と自分を慰めることができる。しかし、最も基本的な経済の原理は、リストラや低賃金は消費の低迷をまねき、需要や市場がなければ、経済が回復するどころか、一層悪化するだけであることを教えている。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年4月25日

前ページ  1 2 3 

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング