国連食糧農業機関に初の中国人事務局長

人民網日本語版 2019年06月26日10:52

第41回国連食糧農業機関(FAO)総会はイタリア・ローマ時間23日、候補に挙がっていた屈冬玉氏を第9代事務局長に選出した。中国人が同職に就任するのは今回が初めて。新事務局長の任期は、2019年の8月1日から2023年7月31日まで。中国中央テレビの微信公式アカウントが伝えた。

屈冬玉氏は1963年生まれで、中国農業農村部(省)の副部長を担当しており、オランダ・ヴァーヘニンゲン大学遺伝育種学科を卒業、遺伝育種学の博士号を持つ。長年にわたりジャガイモの遺伝育種とバイオ技術の研究に携わり、「世界ジャガイモ産業傑出貢献賞」を受賞した。

FAOは国連の専門機関の一つであり、食料の安全保障と「ハンガーゼロ(飢餓のない社会)」という目標に向けて力を尽くしている。FAOは194のメンバー国で構成されており、世界130ヶ国以上で取り組みを展開している。第8代事務局長のジョゼ・グラチアノ・ダ・シルバ氏は、2011年に初めて選出され、現在は2期目を務めている。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年6月26日

  

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