北京市人民政府、工業・情報化部(省)、中国科学技術協会が主催し、中国電子学会、 北京市経済・情報化局、北京経済技術開発区管理委員会が実施する世界ロボット大会2019が20日、北京亦創国際会展センターで盛大に開幕した。大会は25日まで続く。北京青年報が伝えた。
大会の現場で、さまざまなロボットがそれぞれの特技を披露した。天智航が独自開発した天璣整形外科手術ロボットシステムは、世界で唯一の四肢、骨盤、首、胸、腰、背骨全体の手術が可能な整形外科手術ロボットシステムだ。マルチモジュール画像レジストレーション、患者のリアルタイム追跡、ルート自動補償などのキーテクノロジーの進展を実現し、上部頸椎ロボット手術においては世界初となる。
展示会D館で、博雅工道が出展した海洋スマート装備品ファミリー、サメに似せた無人潜水艇「ロボシャーク」が多くの来場者を集めた。サメをモデルとし、従来のプロペラ推進機の代わりに3関節尾びれを唯一の動力源とした。巡航時間を大幅に延長した。また、300万画素数の110度広角16倍光学ズーム星空も写せるビデオカメラを搭載している。最大潜水深度は1000メートルに達し、水文調査を含む各種シーンに使用できる。
コンパクトな体、鮮やかな赤の塗装。哈爾浜(ハルビン)工業大学ロボット集団は今回、スマート消火ロボットを同集団展示ブースの中央に据えた。ソフトエンジニアの孫先孟氏によると、このロボットは火災発生時に消防士の代わりに火災現場に送り込むという。
「前の太めの黒い管から水かミストを噴射する。消防士はリモコンにより水の噴射方向を調整できる。このロボットはビデオカメラと雲台を搭載している。消防士は雲台の高さを調節することで、火災現場の状況を確認できる。この消火ロボットはさらに火災現場のガス検知も行える」(編集YF)
「人民網日本語版」2019年8月21日