アマゾンが「香港独立」Tシャツ販売?ネット上に「必ず誅殺」の声

人民網日本語版 2019年08月19日09:22
アマゾンが「香港独立」Tシャツ販売?ネット上に「必ず誅殺」の声
ネットユーザーがアマゾンの「香港独立」Tシャツ販売の事実を暴いたページのキャプチャー画面

あるネットユーザーが14日、米国のEコマース企業のアマゾンがオンラインで公然と「香港独立」とプリントされたTシャツを販売している事実を暴いた。人民網が伝えた。

15日になっても、アマゾンの公式サイト上では依然としてこうしたTシャツを検索sることができた。そのうちある商品には「FREE HONG KONG DEMOCRACY NOW(今、香港に民主を)」とプリントされており、カラーは3色で、商品情報には「“Hong Kong independence(香港独立)」などと書かれていた。また、「買い物かご」にこの商品を入れると、画面にはこのTシャツは「Amazon.comが直接販売・出荷」する商品だというメッセージが表示された。ほかにも、「NO CHINA EXTRADITION(中国への引き渡し拒否)」などの文字プリントや中国の国章をけがすTシャツもあった。

対外経済貿易大学国際経済貿易学院教授で、国際商務研究センター主任の王健氏は、「アマゾンは世界的に有名なオンラインショッピングサイトであり、中国の基本的国家政策、民族感情を尊重し、必要な自己抑制メカニズムを立ち上げて、関連Tシャツの販売を中止するべきだ」との見方を示している。

別のネットユーザーは、14日から15日にかけて、アマゾン公式サイトで「free Hong Kong」などを検索すると、画面上にネットユーザーの書き込んだ内容が表示されることに気付いた。サイトの画面全体に五星紅旗がなびき、「香港を守れ」や「アマゾンはすぐに全ての中国人に謝罪しろ」といった文字が表示される。多くのネットユーザーも、「我ら中華を侵す者は、遠くにあろうとも必ずや誅殺す」との声を寄せ、さらにアマゾンに説明と謝罪を求めた。

このところ、複数の外国企業が香港や澳門(マカオ)、台湾地区を独立した国として扱っていることが明らかになり、中国人ネットユーザーの強い不満を呼んでいる。これより前にも、ネットユーザーによって、ヴェルサーチェやコーチ、ジバンシィなどがデザインして販売したTシャツで、香港やマカオ、台湾地区が独立した国としてプリントされていることが、明らかになっていた。その後も、アシックスやカルバンクライン、スワロフスキー、バーバリーなどの有名外国ブランドが公式サイトの関連ページで、香港やマカオ、台湾地区を中国や米国などの国と同等に扱っていたことが判明。ヴェルサーチェ、コーチ、ジバンシィ、スワロフスキー、バレンチノなどのブランドが相次いで公式に謝罪声明を発表し、現在多くの中国人スターがこれらのブランドとの契約を解消している。(編集AK)

「人民網日本語版」2019年8月19日

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