「戦車ロボット」、北京の王府井をパトロール

人民網日本語版 2019年08月06日15:24

「王府井大街で、小型戦車のようなロボットが通りを行ったり来たりしている!」北京市王府井大街の南寄りエリアを巡回する履帯型パトロールロボットが、街で話題の風景になっている。好奇心旺盛な歩行者がロボットの周りに集まり、なかには記念撮影をする人もいる。このロボットは王府井大街で「勤務」を開始したばかりのパトロールロボット「安巡士」で、前門大街にも間もなくこの新型ハイテク製品が投入されるという。

高さ1メートル前後のロボットは地下鉄駅から出発し、ほとんど音を立てずゆっくりと王府井大街と長安街の交差点にたどりつくと、またUターンし地下鉄駅に戻っていった。パトロールロボットの現場メンテナンススタッフによると、ロボットは毎朝9時から夜7時にかけて、王府井大街の南寄りエリアの地下鉄駅付近をパトロールするという。

ロボットの目の部分には2台のカメラが固定されていた。現場メンテナンススタッフは「一つは通常のカメラで、主に日中の自然光の条件で撮影を行う。もう1台は赤外線カメラで、夜間などの暗い状況での撮影に用いられる。現在搭載されているカメラの可視距離は50メートルで、カメラは必要に応じて取り外し、交換できる。撮影したすべての画像をロボットに保存でき、またネットを通じて遠隔リアルタイム伝送も可能だ。街で不測の事態が生じた場合、ロボットは通信で呼び出しを行い、音声と光で警報を出すことができる」と説明した。

一般的な自動車と異なり、ロボットの「足」は戦車の履帯と同じ作りになっている。スタッフによると、これによりロボットは階段や減速帯などの障害を軽々と乗り越えることができる。時速は最高10キロで、人の歩く速度とほぼ同じだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年8月6日

  

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