200メートルの高所で、電線保守作業員が送電線を点検していた。命綱はつけているが、高所で作業する光景はまるでスリルあふれる空中雑技のようだ。経済日報が伝えた。
これは四川省の電線保守作業員の送電線点検の日常的な光景だという。
猛暑であろうと極寒であろうと、必要であれば白暁軍さん(音訳)と同僚らは100メートル以上の高所に上がり、各世帯への電力供給をサポートする。
白さんは「初めのうちは怖くて、十数メートルまでしか上がれなかった」と語った。しかし勤務開始から5年もたつと、高所でスムーズに修理作業を行えるようになった。さらには電線をつたって自在に移動できる方法を編み出した。
白さんは、「上にいて怖くないかとよく聞かれる。でも、誰もが恐れてやらなければ、この仕事のやり手がいなくなるから」と語った。
この中国の電線保守作業員のストーリーが海外のSNSに投稿されると、海外のネットユーザーは「まさにプロだ」、「私の目に涙がたまっているのはなぜだろう」と驚嘆のコメントを寄せた。
ほかにも、「勇敢な労働者を称賛する。安全にはくれぐれも気をつけて」とコメントする人や、「まるでスパイダーマンだ!危険だが、この世には彼らが必要だ」とする人もいた。
(編集YF)
「人民網日本語版」2019年8月29日