国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせた7連休が終わり、中国各省が連休中の経済統計を続々と発表している。8日の時点で、25省が観光收入の状況を次々と発表した。その中でトップは江蘇省で631億2700元(1元は約15円)。現時点で、唯一600億元の大台を突破した省となっている。中国新聞網が報じた。

国慶節連休中における一部の省・自治区・直轄市の観光收入
江蘇省の観光収入が絶好調となったのは、ハイクオリティの観光スポットがたくさんあることと大きな関係があるだろう。現在、中国全土には5A級の景勝地が約250ヶ所あり、そのうち23ヶ所が江蘇省内にあり、中国全土で最多となっている。

連休中、江蘇省では「ナイトライフ」の観光収入に対する寄与率が50%以上となった。画像は、満員となった武侠のショーを見ることができるレストラン (撮影・唐娟) 。
江蘇省に続いたのは、2位山東省579億5000万元、3位四川省530億4200万元、4位河南省502億元。同3省の観光収入はいずれも500億元の大台を突破した。
観光客延べ数トップは山東で約7000万人
観光客数を見ると、25省のうち、山東、四川、湖南、河南、山西、湖北、江西、陝西の8省が延べ6000万人の大台を突破した。
うち、山東省を訪れた観光客の数は前年同期比7.6%増の延べ6995万6000人でトップだった。2位は四川省で前年同期比9.6%増の延べ6785万8000人、3位は湖南省で同比11.5%増の延べ6736万2100万人だった。観光収入トップの江蘇省は、延べ4978万9500人だった。

連休初日の10月1日、山東省の泰山の頂上で日の出見る全国各地から来た観光客 (撮影・孫宏瑗)。
その他、ネット上で話題を集めている重慶も絶好調で、訪れた観光客数は前年同期比10.6%増の延べ3859万6100人、同市の総人口(2018年常住人口3101万7900人)を超えた。また、観光収入も同比32.8%増の187億6200万元だった。 (編集KN)
「人民網日本語版」2019年10月9日
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