国家発展改革委員会と中国自然資源部(省)が深センで15日に開催した「中国海洋経済博覧会」において、「2019年中国海洋経済発展報告(以下、『報告』)」を発表した。
以下、報告の概要。
中国の海洋経済は現在、高度成長から質の高い発展に移行している段階で、海洋経済のモデルチェンジ・高度化は持続的に安定している。国家イノベーション駆動型発展戦略と科技海洋新興戦略という政策のもと、中国の海洋科学技術は、深水、エコロジー、安全な海洋ハイテク分野で急速な発展を遂げ、海洋経済のモデルチェンジ・高度化推進プロセスで急務となるコア技術と核心基盤技術の面でブレイクスルーを実現した。
中国の海洋経済生産総額は、再び新たなレベルに突入、けん引的役割は持続的に発揮されている。2018年、中国の海洋経済の総額は8兆3415億元(約127兆7千億円)に達し、前年同期比6.7%増加した。海洋総生産がGDPに占める割合は9.3%に上り、国民経済における比重はほぼ安定している。沿岸地域に3684万人の雇用を提供、国民経済成長率に対する寄与度は約10%に迫っている。
中国における海洋産業構造は持続的に最適化しており、海洋第三次産業の「安定装置」としての役割は、一層際立っている。2018年、海洋産業3種類の付加価値額が海洋生産総額に占める割合は、海洋第一次産業が4.4%、海洋第二次産業が37.0%、海洋第三次産業が58.6%。海洋産業3種の産業構造は、6年連続で、「三・二・一」の局面を維持している。海洋第三次産業の力強い発展すう勢を示しており、海洋産業の総額に占める海洋第三次産業の割合は、前年比1.1ポイント上昇した。
海洋産業の対外貿易については、貿易の安定成長を促進するための一連の政策措置が実施され、貿易相手国が増加し続けるに伴い、2018年、中国の海運業取引総額前年比11.8%、重点モニタリング対象海洋関連製品の輸出入総額は同14.9%、それぞれ増加した。
中国における地域海洋経済成長は安定した発展傾向にあり、海洋産業の集約化発展が顕著となっている。2018年、中国三大海洋経済圏(北部・東部・南部)の海洋産業生産総額の前年比成長率は、北部が7.0%、東部が8.0%、10.6%。各種海洋産業基地およびパークには、関連産業ハイテク企業やスタートアップ企業が集まっており、地域内重点産業の集団式発展が目立っている。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年10月17日
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