「家にこもる」イメージはもう古い 中国の独身男女は意外と活動的 (2)

人民網日本語版 2019年11月13日11:21

独身の若者6割近くが普段から夜更かし 就寝時間は午前1時

「夜更かしをするか?」との質問に、独身の若者の6割近くが「する」と答えた。「何時に寝ると遅いと思うか?」との質問には、多くの回答者が「12時を過ぎると遅い」と答えた。就寝時間で最も多かったのは「午前1時ごろ」だった。年齢別で見ると、「95後」はよく「夜更かし」しているのに対して、「80後」は最も健康的で、早めに就寝していた。

よく夜更かしする独身の若者は夜に何をしているのだろう?調査によると、ドラマ・バラエティを見るが69.38%、読書が39.24%、音楽鑑賞が31.89%、残業が30.41%だった。ディスコやカラオケ、集まりに参加の割合は2割未満だった。つまり、独身の若者は夜になると、外出するよりも自宅で一人の時間を楽しむことを好んでいることが分かる。

安心できる月収ラインは「1万元」 「お一人様経済」がトレンドに

「貧乏からの脱出」と「独身からの脱出」が、多くの独身の若者の悩みだ。では、そのような若者はどの程度の月収を望んでいるのだろうか?調査では、「月収はいくらあれば安心か?」との質問に、独身男女の約5割が「約1万元」と答えた。また、2割が「1万5千元」と答えた。学歴別で見ると、学歴が高いほど、安心できる月収も高くなっていた。例えば、修士課程修了者の約3割が「3万元以上」と答えた。

一人で食事、一人で旅行、さらに一人暮らしをして「独身」生活を謳歌する若者が増えている。調査によると、独身の若者は恋愛よりも、ショッピング(37.42%)、交際(30.55%)、旅行(29.43%)、フードデリバリー(22%)、映画(16%)などにお金をかけるようになっている。男女別で見ると、女性はショッピング(46.10%)、男性はゲーム(10.41%)、友達との交際(38.40%)によりお金をかけている。今の独身の若者は、「恋人がほしい」と強く願っているものの、その一方で、独身を謳歌しているのだ。また、こうした独身の若者によって「お一人様経済」の規模が次第に大きくなっていることは注目に値する。

「お一人様経済」が急成長しており、独身の若者の購買力は決して軽視してはならない。調査によると、独身の若者の約5割が「マイホーム」を既に所有していた。うち3割が「マイホーム」に加えて、「マイカー」も所有している。男女別で見ると、男性の6割、女性の4割がマイホームを所有しており、マイホームを持つ独身の女性が増加中であることが分かる。マイホームを所有していない独身の若者のうち、6割以上(64.34%)が「購入の意向がある」と答え、うち6割近くが「結婚前に購入したい」と答えた。このように、独身者のマイホーム購入傾向がますます顕著になっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年11月13日 

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