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車も家もネットで ダブル11の予約販売が中国人の消費力を映し出す

人民網日本語版 2019年11月08日10:38

車が1秒で55台売れ、65インチテレビが20秒で1万台売れ、ノートパソコンが5分で9万台売れ、キウイフルーツが30分で30万トン売れた……。中国新聞網が伝えた。

ダブル11(11月11日のネット通販イベント)の予約販売が始まり、「素朴」な消費データが次々に伝えられる。その背後に映し出されるのはECがイベント作りに成功したということだけではない。よりはっきりと体現されているのは、人々の消費能力の向上だ。今年の新しいトレンドとして、消費者の多くが中国の広大な農村地域に住んでいることが挙げられる。

予約販売成約額が「億」単位に

ECプラットフォームでダブル11の予約販売が始まると、どのプラットフォームも大忙しになった。天猫(Tmall)の予約販売データによると、10月31日現在、64ブランドが予約販売額1億元(1元は約15.5円)に達して「1億元クラブ」の仲間入りを果たした。前年同期と比較すると、予約販売段階で成約額が1億元を超えたブランドは2倍に増えた。

たとえば化粧品大手エスティローダーは25分間で取引額が5億元に迫り、昨年の一日分の取引額を超えた。予約販売の開始から10分で、エスティをはじめ、ランコム、ロレアルパリ、資生堂、ヘレナルビンスタイン、オレイ、The History of 后(Whoo)の化粧品7ブランドの成約額がそれぞれ1億元を超えた。3Cデジタル業界(コンピューター、通信機器、家庭電器)では、華為(ファーウェイ)、栄耀、OPPO、vivo、小米などのブランドの公式旗艦店の業績が30分で昨年の一日分を超えた。

京東の予約販売データをみると、午前0時に開始するとすぐに猛烈な勢いをみせた。65インチテレビがわずか20秒で1万台以上売れ、フレンチドアの大型冷蔵庫や複数ドアの大型冷蔵庫、ミニサイズの小型冷蔵庫が大人気となり、洗濯乾燥機は1時間で1万台以上売れ、高温洗浄ができるマザー・ベビー洗濯機の成約額は前年同期の6.5倍になった。

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