自動車に匹敵する高級メロン 日本で果物は「ぜいたく品」?

人民網日本語版 2019年11月29日11:01

日本で果物の価格が非常に高いことは世界でもよく知られている。普通のスーパーでもブドウ1房が百数十円するし、小さなメロンは150円から300円で、高級果物専門店の果物や特大イチゴ「美人姫」、香川県産の「四角いスイカ」といったブランド果物となるとなおさらだ。日本ではびっくりするような値段の果物は珍しくなく、老舗高級果物店では贈答用の果物を見た人が「貧乏であれば想像力にブレーキがかかる」とため息をつく。日本では果物は単なる食べ物ではなく、独特な意味と文化的背景も与えられている。「環球時報」が伝えた。

筆者は中国に暮らしていた頃、毎年夏になると半分に切ったスイカを抱えてがつがつ食べるのが楽しみだった。これは中国ではよくある光景だ。しかし日本に留学すると、スイカは食べられなくなった。スーパーで売っているスイカは小さなものでも1500円近く、少し大きくなると3000-5000円もしたからだ。三角形や四角形など特殊な方法で栽培した「スイカの貴族」には全く手が届かない。1粒700円超もするイチゴは珍しくないし、高級品種「美人姫」は1粒で3千円のものもあり、ダイヤモンドの価格に匹敵する。石川県産のブドウ「ルビーロマン」は競りで1房が125万円近くになったことがあり、マンゴー「太陽の子」も45万円近い値を付けたことがある。さらに、夕張メロンは16年に300万円前後で売られたものが2個あった。メディアは、「高級メロンの価値は自動車に匹敵する」と伝えた。

果物はなぜ高価なのか。栄養面の価値が原因の1つに挙げられるが、より大きな原因は日本人が高級果物を返礼品や贈答品とし、果物に感謝や尊敬の気持ちを託すことにある。日本の多くの家庭には仏壇に供え物をする習慣があり、果物はお供えとして神聖で特別な意味を与えられる。また江戸時代以降、お中元やお歳暮の季節になると、日本人は高級果物を返礼品や贈答品にしてきた。その場合は高級果物店に行って立派な果物を選び、上司やお世話になった人に贈る。贈り物になる果物は味も見た目も優れたブランド果物であるだけでなく、パッケージも非常に凝っていてぜいたくだ。例えば、200年近い歴史のある千疋屋は有名な老舗高級果物専門店で、ここで売られている果物は一般の消費者の感覚では非常に高い。パッケージは贅を凝らし、高価な木箱に果物が宝石のように並べられ、生産証明書も添えられ、果物を宝石のように大切に扱って販売している。千疋屋は日本各地に多くのチェーン店を展開し、どの店も高級デパートなどの中にあり、果物を買い求める人が引きも切らない。日本人が果物に対し極めて大きなニーズがあるため、日本の高級果物市場は繁栄し、農業従事者も珍しい高級品種の開発をより重視するようになった。

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