春節(旧正月。今年は1月25日)後初の外交部(外務省)の定例記者会見が3日、微信(WeChat)を通じて行われた。環球時報が伝えた。
外交部報道局は今回のオンライン会議の前に、現在の状況を考慮し、各国記者の健康を確保するとともに、中国外交の動きを速やかに知ることができるよう、2月3日以降、外交部の定例記者会見は各業務日の午後3時にオンラインで行う旨を事前通知していた。
「記者の皆さん、こんにちは!私は外交部報道官の華春瑩です。外交部初のオンライン定例記者会見への皆さんの参加を歓迎します。普段と違う時期であり、普段と違う方法です。すぐにいつもの記者会見場で会うことができると信じています!皆さんどうぞ質問を始めてください」。外交部がオンライン記者会見のため特別に立ち上げたWeChatグループで華報道官は3日午後3時ちょうどに、こう書き込んだ。史上初のインターネットを通じた外交部記者会見が正式に始まった。
カナダ紙グローブ・アンド・メール、中国中央テレビ、イタル・タス通信、ロイター通信など国内外の各メディアの記者が直ちに質問を書き込み、グループ内は異常な盛り上がりを見せた。華報道官が質問に順番に答えるのと同時に、外交部報道局の翻訳者が外国人記者の参考になるよう直ちに英語に翻訳した。
1時間5分の間に、華報道官は20の質問に回答した。いずれの質問も新型コロナウイルスの感染による肺炎拡大への対策に関係するものだった。華報道官は記者会見後「今日の初の外交部オンライン記者会見が、感染拡大を迎え撃つ現在の中国の努力を皆さんがより良く知り、報道するうえで、いくらか助けになることを希望する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年2月4日