新型肺炎患者のささやかな望み叶える成都パンダ繁育研究基地からのエール動画 (2)

人民網日本語版 2020年02月19日16:31

心温まるこの動画のヒロインはパンダの「成浪(チェンラン)」。生まれた時は親指ほどの大きさで、体重わずか42.8グラムと、世界最小のパンダの赤ちゃんとなった。成都ジャイアントパンダ繁育基地はパンダの保護に30年以上取り組んでいるものの、これほど小さなパンダの赤ちゃんが生まれたのは初めてで、スタッフらは順調に成長できるか心配していた。しかし、「成浪」は今では体重18.7キロと、元気にすくすくと育っている。

動画のヒロインに「成浪」が選ばれた主な理由について、動画製作チームのメンバーは、「成浪が初めてミルクを飲んだ時、生きるんだというとても強い思いを感じ、大きな励みを受けた」と説明。「『成浪』の物語が新型コロナウイルス感染患者に慰めのほか、力や自信を与えることを願っている。全てのパンダを代表して成浪が、患者の人たちが成都に来ることを歓迎する!」とした。

四川国家緊急医学救援隊看護チームの李■副組長(■は品の口が金)は、「この患者の望みが、もうすぐに叶えられることを知った時とても感動した。初めにこの患者のメッセージを見たのは、患者たちが四川省や成都市の特徴についてチャットしている時だった。ある患者が『成都に行ったことがある』と言ったのをきっかけに、みんなが寛窄巷子や錦里などの観光スポットについて話し始めた。その内容を見て、患者と私たちチームの距離がぐっと縮まった。それで、すぐにスクリーンショットして同僚に送った。すると、思いがけなく、親切な成都の人が患者の望みをかなえてくれた」と話した。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年2月19日

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