◆患者の分布
14.多数の患者が軽症で治癒できる。
15.実験室内の診断確定者の約8割が軽症や普通型。13.8%が重症型で、6.1%は重篤型。
16.無症状感染が報告されているが、報告時に無症状であってもその後症状が出る場合が多い。
17.実際の無症状感染者の割合については不明だが、比較的珍しく、感染を助長する主な要因でもない。
◆感染者の特徴
18.重症と死亡のリスクが高い年齢は60歳以上、及び高血圧、糖尿病、心血管疾患、慢性呼吸器疾患、がんなどの基礎疾患の患者。
19.データによると、18歳以下の罹患率が相対的に低い。子供の患者が少なく、症状も軽い。
20.19歳以下で重症(2.5%)または重篤症(0.2%)になるケースは稀。
21.妊婦が重症者になるリスクは高くないようだ。
◆症状の進行状況
22.患者は感染後平均5、6日(平均潜伏期間は5、6日、範囲は1−14日)で軽度の呼吸器症状や発熱などの症状が出る。
23.全国的に見ると、発症から実験室での診断確定までの平均時間は1月初めの12日(8−18日)から2月初めの3日(1−7日)に短縮された。武漢市ではそれぞれ15日(10−21日)、5日(3−9日)となっている。
24.使用可能な初期段階のデータによると、発症から臨床治癒の平均時間は軽症が約2週間、重症・重篤症が約3−6週間。
25.初期段階のデータによると、発症から酸欠などの重症に至る時間は1週間。
26.死亡患者の発症から死亡までの時間は2−8週間。
◆致死率
27.80歳以上が致死率が最高(21.9%)。
28.男性の致死率が女性を上回る(男性は4.7%、女性は2.8%)。
29.合併症のない患者の致死率は1.4%。
30.合併症のある患者の致死率は大幅に上がる。合併症として血管疾患のある患者の死亡率は13.2%、糖尿病は9.2%、高血圧は8.4%、慢性呼吸器疾患は8.0%、がんは7.6%。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年3月2日