
湖北放送テレビ局のアプリ「長江雲」によると、先ごろ、武漢のある中学生が世界保健機関(WHO)のガウデン・ガレア駐中国代表に手紙を書き、クラスの活動費をWHOに寄付することを申し出るとともに、WHOを通じて、全世界の青少年に対し、手を携えて、助けを必要としている人々を助けるよう呼びかけたいと記した。人民網が伝えた。
手紙の全文は以下の通り。
ガウデン・ガレアWHO駐中国代表への手紙
世界保健機関駐中国代表
ガウデン・ガレア様
こんにちは!私は中国・武漢の中学生で、武漢市旭光学校で学んでいます。
今は夜で、窓から家々に明かりが灯っているのが見えます。武漢はすでに次第に活気を取り戻しつつあります。先日、母と一緒に東湖緑道に行き、自転車に乗りました。武漢で新型コロナウイルス感染が広がって以来、外に出かけて青い空と白い雲を眺め、緑の木々や草に親しんだのはこれが初めてでした。ガレアさん、こんな平凡に思えることすべてがどれほど得難いかということを、私は感じられるようになったのです。世界は大きいですが、孤島にいるかのように生きられる人は誰もおらず、ウイルスは人類共通の敵です。私と同級生たちは、この世界のために貢献したいという共通の願いを持っています。
ガレアさん、私やクラスの仲間たちは普段、ゴミの分別をし、収集したペットボトルなどリサイクル可能な物を換金して貯め、クラスの活動費に充てています。私たちはあなたを通じてWHOにこのお金を寄付したいと思います。さらに、これから毎年私たちが集めたこの資金をWHOに寄付することをお約束します。そしてあなたとWHOを通じて、全世界の青少年に対し、手を携え、私たちができる限りのことをし、助けを必要としている人々を助けるよう呼びかけたいのです。
私たちは世界の未来です。その私たちが世界の未来を守るのは当然のことです。
どうぞお身体を大切にお過ごしください。
武漢市旭光学校の生徒より
2020年5月5日
(編集AK)
「人民網日本語版」2020年5月8日
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