ロケットの回収技術を確立！中国が再び「世界初」を実現

星際栄耀空間科技有限公司の再利用可能な液体酸素メタンエンジン「焦点1号」（コードネーム：JD-1）が昨日、再始動・500秒の試運転に成功した。今回の試運転の成功により、焦点1号は世界で初めて再始動能力を持つ液体酸素メタンエンジンになったことを示している。中国は世界で初めて液体酸素メタンエンジン再始動を確立した国になった。また同社がキャリアロケット垂直回収の新たなコア技術を確立したことを意味し、再利用可能なキャリアロケット「双曲線2号」の打ち上げ・軌道投入の確かな基礎を固めた。北京日報が伝えた。

焦点1号は同社が独自開発した15トン級の再利用可能な液体酸素メタンエンジンで、クリーンで環境に優しく、低コストで粘結しにくい液体酸素メタン燃料を採用。エンジンの設計上の再利用回数は30回に達し、ロケットの製造コストを7割以上削減し、宇宙探査のコストを大幅に下げる。焦点1号の機能は減速、着陸、長時間軌道飛行、深宇宙探査など複数の任務の需要を満たすことができ、任務への適応力が高い。（編集YF）

「人民網日本語版」2020年5月29日