ビッグデータからみる中国経済の活力

人民網日本語版 2020年06月10日11:09

(写真提供は新華網

最近、全国各地でさまざまなスタイルの消費促進イベントが打ち出されたが、こうしたイベントはどれくらい効果を上げただろうか。新型コロナウイルス感染症の予防・抑制が常態化する状況の中、どういった業界が目を引くだろうか。ビッグデータを通じてどのようなことが分かるのかをみてみよう。新華社が伝えた。

「消費細胞」を活性化:上海の小売業領収書発行金額が前年同期比12%以上増加

上海市税務当局のビッグデータプラットフォームを見ると、その領収書発行状況から非常に活発な消費の様子が確認できる。

4月下旬以降、小売企業による付加価値税領収書の一時的なアップグレードと増量の手続き申請の業務が目に見えて増加した。5月の上海市デパート・スーパー・小売業の領収書の合計発行額は前年同期比で12%以上増加し、他の業界を明らかに上回った。

上海南京西路ビジネス圏の商業施設で、カウンターの前に陣取って盛んに買い物をしていた張さんは、「感染症が徐々に抑制されるにつれて、消費者もたまった買い物欲を満たしたくなった。上海の『五五購物節(55ショッピング・フェスティバル)』はちょうどよいタイミングで、イベントが多く、割引きも多く、オンラインでもオフラインでも買い物ができた」と話した。

また各地では銀聯を通じて特色あるイベントが打ち出され、青島市の「百日万店消費季」、深セン市の「飲食娯楽GO」などでも、客足が目に見えて回復した。消費促進イベント「銀聯62節」がブームを引き起こし、5月20日から6月3日までの間に、中国全土で3500万人近い消費者がモバイル決済アプリ「雲閃付」を利用して、40万店以上の店舗で買い得となった商品を購入した。データによると、銀聯モバイル決済取引件数はイベント開始前の1週間に比べ、1日あたり平均23%増加した。

小規模店舗の活力が回復:上海の26万店近い小規模店舗の売上高が前年同期を上回る

さまざまなショッピングイベントと消費券に後押しされて、小規模店舗が活力を取り戻しつつある。

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