5Gのある暮らしが始まって1年 中国人の生活にどんな変化があったか?

人民網日本語版 2020年06月09日11:40

6月6日、中国は5Gの営業許可証の発行1周年を迎えた。許可証発行から現在までの間に、5Gの各種応用が雨後のタケノコのように次々と暮らしの中に登場した。遠隔教育、遠隔医療、自動運転、スマートセキュリティなどさまざまなシーンでの応用がますます頻繁になる中、5Gはどのようにして私たちの暮らしに溶け込んだのだろうか。中央テレビ網が伝えた。

一番高いところにある5Gネットワーク 5G信号がチョモランマを踏破

5月27日午前、チョモランマ(エベレスト)標高測量の任務を担う登山隊が登頂に成功した際には、5Gネットワークを通じ、今まで誰も経験したことのない角度と方法によって、登山隊が頂上に到達し標高を測量するという快挙を見守ることができた。信号の解像度はかつてないもので、隊員が頂上で測量標識を立てる様子、任務を達成して喜ぶ様子をはっきりと見ることができた。

このような貴重で高解像度の画面は、山岳カメラマンが5Gスマートフォンで発信した信号によるものだ。チョモランマ登頂は、5Gが先行した。4月30日、中国移動(チャイナモバイル)は華為(ファーウェイ)と提携してチョモランマの標高6500メートルの地点にあるキャンプに5G基地局を設置してネットワークを開通し、世界で最も高いところで行われた5G建設になった。

5G技術により、今回のチョモランマの再測量では、隊員のクリアな通話、迅速なインターネット接続が可能になっただけでなく、チョモランマに来たことがないネットユーザーが、4K高精細画像と仮想現実(VR)の視野角で家にいながらチョモランマの壮麗さと峻険さを体感することができた。

一番深いところにある5Gネットワーク スマート掘削で遠距離操作を実現

5Gはチョモランマに登るだけでなく、地下に潜り込むこともできる。山西省ではこのほど、地下500メートルほどの地点にある坑道で、全国初の石炭採掘の坑道の5Gネットワークが完成し、高精細の70画面を通じて、坑道のすべての作業ポイントの様子をリアルタイムで見ることができ、生産現場に安全の死角がなくなり、5Gは鉱山エリアの安全な生産を保障するものになった。

山西陽煤集団新元石炭鉱山の王海鋼副社長(電気機械担当)は、「5Gプラスのスマート掘削に基づいて人による遠隔操作が実現し、掘削機械のオペレーターは地上でカッティングの操作を行えるようになった」と話した。

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